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Smoking and inequalities
Social inequalities in male mortality, and in male mortality from smoking: indirect estimation from national death rates in England and Wales, Poland, and North America

lancet,Volume 368, Issue 9533, Pages 341/367
(29 July 2006-4 August 2006)
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肥満を法規制で締め上げる…これはアメリカの話

NEJM Volume 354:2601-2610
health policy report

 喫煙に対するアメリカの国家的戦略のえげつなさは記憶に新しいところだが、肥満に対する国策として、アメリカでは様々な法的整備によって改善を図ろうとしているという話らしい。

 確かにアメリカで最も健康上の脅威は肥満だろうさと思うし、個人の努力にゆだねているだけでは一向に成果が上がらないことも納得がいく。
 伝統的なポリネシア文化と違って、現代アメリカでは、経済力と肥満度が逆相関しているのが、問題を一層滑稽にしている。こと肥満が富裕層の間にのみ存在する問題であれば、これは個人的努力といっていれば済むが、貧困層の肥満対策とは……なんともパラドキシカルではある。
貧困層の飢餓が問題ならば、これは単純に予算を組めばよいだけなのだが。

 どうもこの、アメリカの法精神とか戦略って、あまり参考にならないんだよね。状況が極端すぎて。それから、アメリカはありとあらゆる自由に対する侵害を必要以上に忌避する国民性があり(たとえば、銃を持つ自由が、コミュニティを安全にすることより優先されたりとか)、このような食品の取り締まりというのはアメリカ的ではないのだろうし、ぎ逆にそういう過剰反応がアメリカ的でもある。

 食べ物を大切にする、とか、自分の食べられる量をきちんと理解して、食べ物を残さないとか、そういう文化的な土壌がないのが最大の問題ではないかと思う。

 アメリカの人、貧富の差に拠らず、飯の注文の仕方がなっとらん。みんな残しすぎ。「残さない」ことは短期的にはむしろ肥満を助長しやすいように思えるが、長期的に見ると、むしろそういう食品の浪費を減らし、肥満に対する抑止策になるのではないかと僕などは思うのですけれども。

腸年齢ってどうやねん?(2)

腸電磁竜巻~~~、腸電磁スピン。
年がばれますね。(コンバトラーVです)

というわけで、ちょっとずつ勉強してみます。まずはこの、2003年のPNASのレビュー。最近はちょっと年が経ったらフリーで公開されていたりして、いい時代になりました。

PNAS;100 (18): 10452. (2003)
Honor thy symbionts
written by Xu and Gordon

 常在する腸内細菌が、hostの腸管の発達や様々な生理学的な機能に(これまで考えられていた以上に)大きな影響を及ぼしていたという、まとめてみればそういう話であります。
 もうちょっと詳しく読みます。

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type2 DMはHCC riskを増加させるか?

HEPATOLOGY 2006;43: 1295-1302.
Type 2 diabetes and hepatocellular carcinoma: A cohort study in high prevalence area of hepatitis virus infection

HCCの発生リスクに対し、type2 DMがどれだけ関与するか。
Method:
台湾n=54,979 prospective Cohort study
うちn=5,732がtype 2 DM (FBSで判定)→enrollment
平均観察期間は2.8yr
138例がHCCの発生をみた。
type 2 DMによる独立したHCCへの関与、ウイルス肝炎、脂質などの因子をCox 比例ハザード解析にて検討。

Result:
type 2DMがHCCへ及ぼす影響は、HCV negativeのケース(hazard ratio 2.08)、Tcho上昇のケース(HR 2.8)において有意なだけだった。
ウイルス性肝炎浸淫地におけるtype2 DMによる発癌修飾は限定的であるという結論。


 比例ハザード解析において、HBV/HCV/Hypercholesteremia/DMの影響を等しく見るという方法はやや乱暴であるような感想も抱くが。

Overallの発癌リスクは、type2 DMのリスクはなしにくらべて1.86(P=0.02) HBsAg+は-に比べ4.85、HCV+は-にくらべ18.95。これは納得のいく数字だ。
CH(C)でtype2DM+のHazardRatioは0.62(有意差はなし) -では2.0(p=0.04)ということになる。Bは+で1.0-で1.4。
但し、肝炎のStagingや、DMのSeverityなどの評価がなされていないのは気になるところ。



基本的に、日本の日常臨床ではHCC surveyはHCV/HBVのウイルス肝炎患者に対してのみ行われる。これらの患者群に対しては、type2DMは相乗的なリスク増大は生じないと、今回のstudyでは読める。
 研究対象は台湾であるから、母集団の人種、ウイルス学的なプロファイルは欧米にくらべると日本と似通っているはず。
 今回のこの大規模スタディは、日本の日常臨床において、type2DMとHCCとの関連性について注意を喚起するものではないといえよう。
C,B negativeの患者群のHCC事前確率は問題にならないほど低いのでOdds ratioが二倍に増えようがあまり問題にはならない。

非アルコール性脂肪肝と肥満/腹囲/運動

Gastroenterology vol130;2023-2030

Association of Cardiorespiratory Fitness, Body Mass Index, and Waist Circumference to Nonalcoholic Fatty Liver Disease

n=218 apparently healthy nonsmoking, nonalcoholic men aged 33–73 years.
Cardiorespiratory fitness:maximal treadmill testで評価
Liver and spleen density:CTで評価
NAFLDを、
(1) liver to spleen density of 1.0 or less,
(2) ALT 30U/L以上
(3) AST/ALT比1.0以下 と定義

Result: 11%がNAFLDと診断
NAFLDの陽性率は、fitness categoryと逆相関、BMI、腹囲増加と相関(P<0.001) NAFLD陽性において、FitnessとBMIは独立した因子
しかし腹囲測定の因子を解析モデルに加えると、NAFLDとBMI/fitnessの関連は減弱した。

BMI/fitnessはNAFLDと関連があるが、これらの関連性は、腹囲の因子を含めた統計モデルでは減弱する傾向にあった。


 メタボリックシンドロームの知見に対する再評価なのか…

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